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ソウル半導体、日経新聞に掲載 – 革新への取り組みが評価されました

2024.11.14

ソウル半導体が、11月13日付けの日経新聞に紹介されたことをお知らせします。


記事では、業界における革新の追求と、当社が成し遂げた技術革新について紹介されています。


私たちは、未来を形作る画期的な技術をリードしており、この評価は、グローバル市場での価値創造とLED業界の発展への取り組みを強く反映しています。

当社の革新技術について、以下の記事でさらに詳しくご覧ください。



# Nikkei : https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM111OU0R11C24A1000000/





韓国LED専業のソウル半導体、小型化で車載需要つかむ

ASIA TECH

 [会員限定記事]

韓国で半導体の一種、発光ダイオード(LED)の技術開発が進んでいる。大手メーカーでLED専業のソウル半導体は明るさや防熱、量産技術で他社に差を付けて車載向けなどでシェアを伸ばす。韓国政府も国内LED関連産業の振興に力を入れる。

ソウル半導体は1992年の設立以来、約1万8000件まで増やした特許が競争力の源だ。中堅企業だが、LEDの売上高は世界3位だ。ベトナムや中国など4カ国に工場を持つほか、日本を含む6カ国で研究開発の体制を持つ。売上高の10%を研究開発費に充てる方針を掲げてきた。

民間会社の調査によると、2023年にはLED使用のバックライトの売上高で初めて世界首位となり、日亜化学工業を抜いた。朴漢善(パク・ハンソン)副社長は「LEDの研究開発にまい進してきた結果だ」と語る。

業績は好調だ。24年7〜9月期の連結業績は売上高が前年同期比7%増の3008億ウォン(約330億円)と4四半期連続でプラスとなった。営業損益は39億ウォン(前年同期は135億ウォンの赤字)だった。

特にWICOP(ワイカップ)と呼ぶ、小型で輝度の高い照明の新技術が業績をけん引する。従来のワイヤやレンズを使わずにLED素子を垂直に積み上げて1つのチップにすることで小型化に成功した。

車載用の曲面や薄型のパネルで使いやすい。世界の自動車メーカー上位10社100車種以上が採用しているという。23年には米ラスベガスのテクノロジー見本市「CES」でディスプレー分野の賞も受けた。

他にも従来のLEDよりもちらつきが少ない明るい光や全方向に光を放つ技術、太陽のような自然光を再現したLEDも開発した。開発担当者は「LEDを起点に新たなパラダイムが始まっている」と胸を張る。

「日本から学んだことがたくさんある」と朴副社長は言う。10年にはLED技術でノーベル物理学賞を受賞した中村修二氏を技術顧問として迎え、21年には中村氏と共に赤色マイクロLEDを共同開発した。

期待される分野は「マイクロLED」と呼ばれるディスプレー技術だ。マイクロメートル(マイクロは100万分の1)サイズのLEDを並べるもので、有機ELに比べて明るさや耐久性、消費電力が優れる