Company
ソウル半導体の李正勲CEOが長髪を貫く理由とは?
2025.04.09
ソウル半導体の李正勲CEOが長髪を貫く理由とは?
📰 出典:アジアトゥデイ(2025年4月9日)
2007年以降、ソウル半導体のCEOである李正勲氏は100件以上の特許訴訟に関与し、すべて勝訴しています。
彼は勝訴のたびに髪を切っていましたが、6年前から全ての特許戦が終わるまで髪を切らないと決意しました。
きっかけは、2007年にLED最大手の日本・日亜化学との訴訟に巻き込まれたこと。
「勝つまでは髪を切らない」と宣言し、社員たちも日亜のロゴを踏んで出社、椅子の上に敷くなど士気を高めました。
2009年、日亜による4件の訴訟で勝利し一度髪を切りましたが、その後も訴訟が続き、現在は合計103件勝利、30件以上進行中です。
2024年12月にはフィリップスを相手取ったドイツでの特許訴訟でも勝利し、CRI 70技術に基づく製品回収命令が下されました。
李氏はこう語ります。
「特許は中小企業や若い起業家にとって唯一のはしご。国家レベルで守られるべき大切な技術です。」
ソウル半導体は世界第3位のLEDメーカーで、18,000件以上の特許を保有。年間売上の10%をR&Dに投入し、マイクロLEDの中心技術「WICOP」で世界1位を誇ります。